FXでの取引単位は通常1万通貨です。
①スプレッド0.3銭のFX会社の場合は
0.003(0.3銭)×1万通貨=手数料30円。
②スプレッド1銭のFX会社の場合は
0.01(1銭)×1万通貨=手数料100円。
このように大きな違いが出ます。
スプレッドの原則固定とは?
FX会社のスプレッドの表記を見ていると、
「スプレッド原則固定」と書いてあるのを見たことがあるかもしれません。
FXのスプレッドには、下記のようにいくつか種類があります。
変動 |
スプレッドが固定されてないので、常にスプレッドが変動する可能性があります。
特に、早朝など取引参加者が少なく相場の流動性が低い時は変動しやすくなります。 |
原則固定 |
原則的にはスプレッドが固定されていますが、相場が変動しやすい時間帯や、経済指標の発表時などで相場が激しく動く時は変動しやすくなります。 |
完全固定 |
スプレッドが完全に固定されているので、相場の動きが激しい時間帯でも変動することはありません。
現在はスプレッド完全固定のFX会社はありません。 |
現在では、ほとんどのFX会社が「スプレッド原則固定」となっています。
原則固定の場合、基本的にはFX会社が提示するスプレッド幅となりますが、
相場の変動が激しくなる経済指標の発表時などはスプレッドが広がる場合もあります。
また、月曜日の朝など流動性の低い時間帯も広がりやすいことがあります。
FX初心者は変動が大きい指標発表前後の相場では取引しない方が無難ですが、
相場の動きが激しい時間帯や早朝の取引では、スプレッドの幅にも気を付けるようにしてみましょう。
取引回数の多いFXでは、取引が多くなるほどスプレッドによるコストも大きくなります。
スプレッドは数銭とわずかな金額ではありますが、
FXではこうした小さなポイントを気を付けることも利益獲得に影響してきます。
取引先のFX会社を選ぶ時は、スプレッドにも注意して選ぶようにしましょう。
スプレッドが広がる時間帯がある
上記の通り、FXにはスプレッドが広がる時間帯が存在します。
代表的なのは
・経済指標発表時
・早朝
・自然災害
などです。
日本の早朝はスワップポイントの支払い・受け取りが発生したり、世界の市場オープンが重なったりとスプレッドが広がりがちです。
その他にも大きく相場変動が起こる時期にはスプレッドが広がることが予想できます。
その場合、自分でも思っていないレートで約定するスリッページが発生しやすくなります。
スプレッド拡大時に成行注文をする際には、スリッページを設定するなどして対処していきたいですね。
また、サーバーの強いFX会社を利用するというのも手の一つです。
⇒サーバーの強さに関して詳しくは
スプレッドの拡大はデメリットばかりではない
一般的に、特にFX初心者の方においてはスプレッドが広がるような時間帯の取引を避けるように推奨されます。
ただネガティブなことばかりでなく、スプレッドの広がりを一種の転機としてみると取引の材料が増えていきます。
経済指標発表時のように、スプレッド拡大後からトレンドが発生することも少なくありません。
根拠のない取引は避けたいのは通常時でも同じですが、トレードを仕掛けるきっかけとして使用できると心強いでしょう。