保ち合い(もちあい)とは、相場が一定の値幅(レンジ)の中で上下しながら動いている状態を言います。
この状態の相場は「レンジ相場」と呼ばれています。
その他にも「保ち合い相場」や「ブロック相場」などとも呼ばれますが、全て同じものです。
相場にトレンドラインを引いた時、相場に方向感がなく、図のように抵抗線(サポートライン)と支持線(レジスタンスライン)の中の狭い範囲で上下しているのがレンジ相場です。
FXの相場はこのレンジ相場と、トレンド相場の2つを繰り返しながら変化していきます。
レンジ相場では、相場がレンジの上限や下限を突破して一方向に動き出すことをレンジブレイク(保ち合い放れ)と言います。
レンジブレイクすると、相場は大きく動き出してトレンドを形成しやすいことから、レンジブレイクするポイントを見極めることが取引の大きなチャンスにつながります。
保ち合いには典型的なチャートパターンがいくつか存在します。
チャートのパターンを覚えることで、レンジ相場でも取引のタイミングを見つけやすくなります。