●初心者向けFX取引の注文種類一覧
会社によって種類は変わってきますが、FXでは多種多様な注文方法が用意されています。
ここではその中からFX初心者の方が覚えておきたい注文方法を一覧にして紹介します。
上手く使いこなせば相場を見ていない時でも狙ったタイミングで発注・決済を自由自在に行えるようになります。
FXでは取引を始める際・終わる際に、注文を出す必要が出てきます。
一番スタンダードな注文方法が「成行注文」です。
現在表示されているレートで買いたい・売りたいというタイミングで注文を出します。
目で直接見ているのでFX初心者の方でも理解しやすいですし、まずはデモトレードなどで体験するのはこの注文方法になるでしょう。
やり方は簡単なのですが、FXの特徴的な動きによっていくつか注意しなくてはいけない点もあるので見ておきましょう。
実際にレートを見て注文するのではなく、自分が買いたい値段・売りたい値段に指定をすることが出来るのが「指値注文」です。
為替レートが予定していた値段に到達した時点で注文を行ってくれます。
一見便利ですが、実際にレートが到達しなかった場合も想定しておく必要があります。
すぐに取引を開始したいときは成行注文の方が有効でしょう。
相場の予測さえできればかなり強みになる注文方法ですので、使い方を練習しておきたいですね。
指値注文と名前が似ていますが、使用方法には注意したい「逆指値注文」です。
逆指値注文も、自分が取引したい値段を指定して注文を行います。
この時点では同じでは?と思いがちですが、指定する値段が指値注文とは逆なので押さえておきましょう。
例えば指値注文なら「今より下がったら買う」「今より上がったら売る」という考え方ですが、逆指値では「今より下がったら売る」「今より上がったら買う」という指定方法になります。
現在よりも不利な条件に指定を行うので、損切りに多く用いられる便利な注文です。
ここまでの注文方法は、始める際・終わる際どちらかで利用するものばかりでした。
ところがIFD注文は、一度に二つの注文を発注します。
注文~決済まで売買の一連の流れとして設定することのできる便利な注文方法です。
自分の好きな値段で売買を始められる上に、決済も自動で行うことのできるのでありがたいですね。
時間のない方でも画面に張り付かず、初めの設定だけで取引を勝手に進めておいてくれるので、ぜひ扱えるようになりたい注文方法です。
OCO注文は2つの注文を同時に発注します。
どちらか1つが成立した場合、もう片方は自動的にキャンセルされる仕組みとなっています。
新規注文でももちろん使えますし、決済に用いれば利益確定・損切りの2つを一気に設定して行える注文方法となっています。
少し動きが複雑になってきますので、初めのうちは設定方法で少し迷ってしまうかもしれませんね。
ただし便利な注文方法には変わりありませんので、デモトレードなどで練習して、初心者こそ利益をあげるために活用してほしいと思います。
IFD注文とOCO注文のいいとこ取りをしたのがIFO注文です。
新規注文を先にIFDで行い、決済をOCOにお任せします。
そうすることによって取引を好きな値段で始められますし、利益確定から損切りまで一連の流れとして成立させてしまえます。
簡単に言ってしまえば3つの注文を同時に出すことができるということですね。
また注文する手間がありますので、ここぞと言う時に役立てたいIFO注文を、自動で繰り返してくれるシステムトレードもオススメです。
トレール注文は、相場の動きに沿って指定レートが動く取引方法です。
トレンドの発生時など、少しでも多くの利益を確保したいときなどに利用されます。
流石にトレンド発生をリアルタイムで追ったり、逐一注文するのは専業のトレーダーでもなければ難しいですからね。
サーバーの強さが決め手の注文方法なので、使えるFX会社は限られてきます。
サーバーやシステムが強く、公式で強調している・口コミで評価の高いFX会社が狙い目です。